1.《ネタバレ》 巨匠ジョン・フォードが送る隠れた名作です。士官学校に入学した一人の青年が段々と成長していき名門学校の生き字引の様な存在になるまでをジョン・フォードならではの視点で描いてくれます。実在の人物を映画の中に映し出していきますのですんなりと感情移入が出来ますね。妻も子も長い人生の中で失ってしまった一人の男をいつも支えてくれたのは生徒達でした。その生徒達が、主人公に最大限の敬意を見せる最後の行進の素晴らしさ、そしてその場所に吹く一抹の風と主人公の妻と父親の笑顔・・・俺は胸が一杯になりました。それと同時にこの映画はジョン・フォードにしか撮れない映画だよなと強く思うのでした・・・。まぁ「君も士官学校に入らないか!」みたいな映画にも映っちゃうんですけどね。