ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

[ストーリーオブマイライフワタシノワカクサモノガタリ]
Little Women
2019年上映時間:135分
平均点:7.83 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-06-12)
公開終了日(2020-10-14)
ドラマファミリー青春ものロマンス小説の映画化
新規登録(2020-01-15)【にゃお♪】さん
タイトル情報更新(2024-11-24)【タコ太(ぺいぺい)】さん
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監督グレタ・ガーウィグ
キャストシアーシャ・ローナン(女優)ジョー・マーチ
エマ・ワトソン(女優)メグ・マーチ
フローレンス・ピュー(女優)エイミー・マーチ
ローラ・ダーン(女優)マーミー・マーチ
エリザ・スカンレン(女優)ベス・マーチ
ティモシー・シャラメ(男優)セオドア・ローレンス
メリル・ストリープ(女優)マーチおばさん
トレイシー・レッツ(男優)ダッシュウッド
ボブ・オデンカーク(男優)マーチ父さん
ジェームズ・ノートン(1985年生まれ)(男優)ジョン・ブルック
ルイ・ガレル(男優)フレンドリッチ・バエル
クリス・クーパー(男優)ローレンス
清水理沙メグ・マーチ(日本語吹き替え版)
入野自由セオドア・ローレンス(日本語吹き替え版)
高島雅羅マーチおばさん(日本語吹き替え版)
日野由利加マーミー・マーチ(日本語吹き替え版)
原作ルイザ・メイ・オルコット「若草物語」
脚本グレタ・ガーウィグ
音楽アレクサンドル・デスプラ
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
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1.《ネタバレ》 もう、美しかったです。「若草物語」が美質の塊のような原作であることに加えて、役者陣、風景、衣装、何もかもが美しい。わたしなんぞは素敵な四姉妹が連れ立って隣家に食事を運ぶシーンだけでその尊さに涙止まらず、折しもウィズコロナ下での鑑賞ゆえマスクがハンカチ代わりになるという、湿り気のある体験になりました。
従来の作品群と大きく変えてきたのは時間軸を前後させる脚本。これまた巧い。何度も現在と過去を行きつ戻りつしながら、ジョー目線に偏らずメグやエイミーの心情もこれまでにないほどの丁寧さで描きます。特に「お利口さん」のイメージが強かった長女メグについては彼女の小さな見栄や羞恥心まで描くことで、どのメグ像よりも立体的で人間性がよく伝わる造形となりました。
姉妹の脇を固めるベテランも皆役の解釈が正しく圧倒的な仕事を見せます。賢母のローラ・リニー、封建的考えの叔母M・ストリープ、少ない出番ながら印象大のC・クーパー。しかし特筆すべきはティモシー・シャラメでしょう。これまでこんなに鮮烈にローリーを演じた役者がいただろうか。若草物語といえば四姉妹のお話、であったのが今作は「ティモシー・シャラメの」と枕詞がついても過言でないくらいの存在感であります。
この人は「君の名前で僕を呼んで」でも見せたように、身悶えするほどの恋情を演じたら天下一品。ジョーに告白する丘のシーンは切なく激しく、彼の心がざくざく切れる痛みまで伝わり、映画史における告白シーンでも屈指の場面といえるでしょう。彼の表情を捉えるカメラも、距離や角度が完璧です。ティモシーの発露するフェロモン量はただ事でなく、世界中でやられる女子が続出するのも納得ですねえ。
ラストはちょっと驚きました。ここでようやく邦題の意味するところが分かるのですが。監督は原作者オルコットの考えを最大限に尊重したのだそうな。
編集者と対するジョーは突然オルコット女史になり、それまでの物語は以降は(数分程度ですが)フィクション扱いとなって展開するんですよね。目線の急激な転換にわたしは大いにまごついてしまって、咀嚼するのに時間がかかりました。なんというウルトラC的な力技でしょうか。とはいえ現実のオルコット女史の幸福は製本過程の美しく丁寧な職人技の描写で伝わりますし、フィクション側のマーチ家の人々もハッピーエンドです。監督の原作&原作者へのリスペクトを感じます。
tottokoさん [映画館(字幕)] 10点(2020-07-16 23:44:49)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 7.83点
000.00%
100.00%
200.00%
314.17%
400.00%
500.00%
614.17%
7625.00%
8833.33%
9729.17%
1014.17%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 7.00点 Review1人
chart

【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞シアーシャ・ローナン候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞 受賞 
脚色賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2019年 77回
主演女優賞(ドラマ部門)シアーシャ・ローナン候補(ノミネート) 
作曲賞アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 

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