大魔神逆襲のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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大魔神逆襲

[ダイマジンギャクシュウ]
1966年上映時間:87分
平均点:6.03 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(1966-12-10)
アドベンチャーファンタジー時代劇シリーズもの特撮もの
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タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
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監督森一生
助監督大洲斉
キャスト二宮秀樹(男優)鶴吉
安部徹(男優)荒川飛騨守
北林谷栄(女優)かね
仲村隆(男優)三平
名和宏(男優)松永大膳
山下洵一郎(男優)庄八
早川雄三(男優)吉兵衛
玉置一恵(男優)城下の侍
上原寛二(男優)
南部彰三(男優)名主嘉右衛門
守田学(男優)黒木東馬
伴勇太郎(男優)
脚本吉田哲郎
音楽伊福部昭
撮影森田富士郎
今井ひろし
製作永田雅一
企画奥田久司
配給大映
KADOKAWA(2021年リバイバル)
特撮黒田義之(特撮監督)
美術西岡善信
加藤茂
編集谷口登司夫
録音大谷巖
照明美間博
伊藤貞一
スーツアクター橋本力(俳優)大魔神
その他IMAGICA(現像)
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2.《ネタバレ》 私はこのシリーズをテレビで見た世代です。最初に見たのは小学生の頃、2作目に続けて見ました。当時は単純に楽しめましたが、中学生のときにあらためて見たときは複雑な気持ちでした。中学当時は宇宙戦艦ヤマトに端を発するアニメブーム真っ盛りで、特撮ものは校内で「幼稚なもの・見るに値しないもの」とこき下ろされていたのです。そのため、この3作目については「特撮シーンは良くできているのに、ドラマ部分の子供達の演技は、お世辞にも上手いとは言えないように思う。だから周りから馬鹿にされてしまうんだ」と悔しくて仕方ありませんでした。
 30年以上経って、1作目・2作目と共に鑑賞したところ、当時とは印象が変わりました。子役さん達の演技は、さほど気になりませんでした。私自身が子供の親となり、すっかり親の目線で子供達の山越えに感情移入していたのです。「安全面には配慮していたのだろうが、危なげな山間での撮影は子役さん達にも酷だったのではないだろうか」と撮影エピソードにも想像を巡らせました。むしろ気になったのは、他の皆さん達もおっしゃる通り、荒川飛騨守の悪役としての設定についてです。1作目・2作目の領主と異なり、武人像を壊すどころか、魔神に言及する場面さえありません。鶴吉が身を捧げるときも「杉松と大作だけは許してあげて下さい」と祈っているのであって「悪い領主を懲らしめて下さい」とは言っていません。それなのに、宝剣で刺し貫かれてしまうほどの怒りを大魔神から向けられてしまう最後には少々同情してしまいました。敢えて言うなら、神の使いである鷹の射殺が逆鱗に触れたと言えなくはありませんが、あくまでその場での部下の判断であり、飛騨守の命令ではありませんし…。
特撮については、2作目で控えめだった実物大の手・足のアップによるアクションが復活し、火薬工場の設定を活かした派手な爆発シーンも増えました。一方、天災を魔神の行為として表現した冒頭のシーンにも迫力を感じました。もし、リメイクされるときが来たら?、この冒頭の表現も加え、驕れる悪者達をなぎ倒してくれたら…と思ったりしています。
 さて、採点ですが、荒川飛騨守の設定に物足りなさを感じるものの、当時のスタッフの皆さん達の誠実な仕事ぶりは十分伝わってきました。3部作をまとめて日本特撮映画の古典的名作と位置づけ、大甘で10点を献上させていただきます。
せんべいさん [DVD(邦画)] 10点(2015-02-07 16:14:38)
1.前作「大魔神怒る」は、1作目以上に人間の愚かさと神仏への畏怖を表現していた。洞窟、湖、霧の暗さがそれを強調しており大魔神の怒りの場面以外はかなり重苦しい雰囲気がある。それに比べると本作品は少年たちの冒険活劇がひとつの軸となっており青い空、太陽の光、川の流れ、雪の景色など自然の美しさが開放感を与えてくれる。公開当時、同世代の二宮秀樹は大魔神と共に私のヒーローでした。身を捧げても弟や友人を救おうとする純な姿に感動したものです。鶴吉を手に抱え大魔神が雪の中から出現する場面は30年以上経った今でも、私の心に勇気を与えてくれるのです。3作品中一番人間に近い(?)大魔神かもしれません。エンディングの音楽の美しさも集大成の感があります。傑作です。
天地  司さん 10点(2003-01-20 19:40:52)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 6.03点
000.00%
100.00%
213.45%
300.00%
426.90%
5827.59%
6931.03%
7517.24%
826.90%
900.00%
1026.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.25点 Review4人
2 ストーリー評価 5.50点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review4人
5 感泣評価 5.25点 Review4人
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