1. 17世紀、キリスト教の現実を赤裸々に描き出しています。
「ダヴィンチ・コード」なんて足元にも及びません。
登場人物はハッキリ言って悪人しか出てきません。男も女もドロドロです。もう笑っちゃうくらいドロドロし過ぎてます。
しかし、純粋に人間の心をさらけ出したケン・ラッセル監督の最高傑作です。
「時計じかけのオレンジ」「ウィッカーマン」「TOMMY」「バリーリンドン」「サテリコン」の世界観を理解できる人なら必ず満足します。
全裸の尼僧たちの乱交、悪魔払い、拷問、処刑シーン、全てブッ飛んでます。
セット、美術、衣装も文句無し。
そして、観終わった後の不思議な感動と爽快感。
未DVD化で、ビデオも希少ですが、是非探してみてください。
私の数少ない10点満点の映画です。