43.初見。テレビで観ました。2夜にわたっての大作だったけど、なんか引き込まれて時間忘れるくらいの素晴らしさでした。CGの現代ならいざ知らず、50年以上前の作品ということに感嘆。騎馬戦の場面の映像はもう素晴らし過ぎて言葉がありません。どう撮影したのか?間違いなく映画史に残る1本です。 【タッチッチ】さん [地上波(吹替)] 10点(2015-06-14 21:12:50) |
42.《ネタバレ》 この映画と出会ったのは、私が中学生のとき、TV放映時でした。当時は、史劇ならではの大がかりなシーンは勿論ですが、それ以上に、ドラマ部分が印象に残りました。 数年後、大学の視聴覚室にあったビデオ(当時、まだビデオは珍しく、HiFi音声の鮮明さに感激したものです)で再見し、この思いは、さらに明確になりました。何よりもインパクトがあったのが「約束通り、帰ってきたぞ/嘘じゃなかったんだな」と再会を喜び合う冒頭のベン・ハーとメッサラの場面でした。短いシーンですが、どれほど熱い友情で結ばれていたのか、きっと子供時代だけでも1本の映画になるのでは…と想像できるぐらい、二人の演技が素晴らしいと感じたのです。その後の二人の悲しい結末を知っていただけに、あまりに切なく、このシーンから涙ぐんでしまいました。勿論、二人の演技を引き出したウィリアム・ワイラー監督の技量、映像を引き立たせるカメラ・照明、そしてミクロス・ローザの格調高い音楽…と、スタッフの熱意が結実していればこそだと思いました。以後の場面も、同じことが言えるかと思います。また、主人公を演じているチャールトン・ヘストンは、私にとって、それまでは大柄でワイルドな印象が強かったのですが、この作品では、繊細な感情をもにじみ出るように表現していると思いました。映画評論家の水野晴郎さんの言葉だったと思いますが、まさに「全身で演技している」と感じたのです。そしてイエス・キリストの描き方も「これが、欧米の人達が子供の頃から親しんできたキリストのイメージなんだろうな」と感じ「人々の憎しみを洗い流す不思議な力があったのだろう。ベン・ハーも救われてほしい」と自然に思い、クライマックスまで感情移入できました。 その後、映画館で何度かリバイバル上映され、そのたびに見ました。大画面での感動はいつも変わりません。そのため、このレビューでの「鑑賞環境」は「映画館」とさせていただきます。 さて、採点ですが、全盛期のハリウッド映画を代表する作品である一方、どうしても宗教色が強いので、他のレビュアーさん達がおっしゃる通り、意見が分かれるところです。私にとっては、ドラマ部分の力により、宗教色を超えて感情移入が出来たという意味で「奇跡の映画」です。ワイラー監督をはじめとする当時の製作に携わった全ての皆さんへの敬意をこめて10点を献上します。 【せんべい】さん [映画館(字幕)] 10点(2015-02-21 16:21:34) |
41.WОWОWでノーカット完全吹き替え版が放送されました。これはブルーレイでも吹き替えは途中で英語に代わってしまうため、とても貴重でした。ユダ・ベン・ハー(吹き替えではジュダではなくユダ)の復讐劇というシンプルなものですが、プラスアルファに太っとい柱が根柢から立っています。人を許すことなんて私にはできないことです。映画というものが、どれだけ強いメッセージを持っていようと私は、どうしても変わることができません。そういう意味で、この映画は私の人生に死ぬまで残る作品になることでしょう。製作年もあってか、高齢者の方に評価が高いですが、「アバター」や「タイタニック」だけが大作と思っている若い方にも本作をお勧めしたいです。ネタバレ抜きでここまで書けた!(笑) 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 10点(2014-04-02 00:06:15) |
40.《ネタバレ》 井筒監督が「裸俳優第1号」と絶賛していたので、見てみた。 ノーモアステロイド、ナチュラルビューティ最高、ヘストンオールOK。 見どころは四頭立て馬車の競馬ではなくて、ガレイ船から長官救出までの腰巻き一枚の裸解禁シーンです正味は24分くらいしかありませんが。胸毛・ギャランドゥもあります。 ヘストンは骨格エリートですので誰もがステロイド無しでこのような肉体美になれるというわけではありません。 金を払ってでも見るに値する裸です。素晴らしい。演技なんか本当にどうでもよくなる肉体美です。 芝居が全くできないヘストンを主役に据えた監督さんは、相当センスがあった。一見歴史大作ということにしておいて実はヘストンの裸で勝負、すごい冴えてる。 点数はヘストンの裸が満点という意味です。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2011-06-29 01:25:44) (良:1票)(笑:1票) |
39.この映画には、愛がある。友情がある。信頼と裏切りがある。希望と絶望がある。争いと平和がある。笑いと涙がある。勇気と自己犠牲がある。嘘と真実がある。圧政と抵抗がある。そしてなにより、信仰がある。この映画には、人の営みのすべてがある。これぞ傑作! 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-12-03 19:17:25) (良:1票) |
38.初めて見たのはもう30年近く昔だ。戦車のシーンの迫力には痺れたが、キリストの件が邪魔に思えた。それから約10年毎に見たが、見る度に印象が変わり再発見があった。そして今回、映画館のスクリーンでこの名画を見ることができた。最初の6分間ただただ音楽だけが流れ、一分毎にカウントダウンが始まる。これも家でDVD鑑賞なら当然早送りだが、映画館では逆に胸の高まりを抑えることが、出来なかった。前半が終わり休憩時間に、ほとんどの観客がトイレに行き、別に言葉を交わすことはなかったが、皆が物語の後半への期待に胸を膨らませながら用を足していたのが印象的だった。後半の戦車のシーンは、圧巻の一言。何度見ても凄いが、大スクリーンだけに迫力が違う。やっぱり体が痺れた。今回の再発見は、いつもながらハリウッド映画だからユダヤ人を持ち上げてるのは仕方ないとして、アラブをかなり好意的に描いているのがちょいと意外でしたよ。欠点もないこともないのだが、もはや伝説の域まで達してると思うので10点だ。この映画未見の年老いた両親と映画館行って良かったなー。 【パオ吉】さん [映画館(字幕)] 10点(2010-04-28 01:41:01) (良:2票) |
37.数回観てるが、久し振りに(10年以上経過)ゆっくり鑑賞。当初の映画館の大画面でなくTV画面ではあるが・・。スペクタルの印象が強いが、セリフの一言一言に意味なり伏線等があり、原作・脚本の素晴らしさを再確認した。またキリストのあつかいが第三の主人公で思った以上に効果的な描写であった。また戦車シーンは現代でも充分通じ、改めて最高のシーンでこれに匹敵するシーンが思い付かない。背景に流れるミクロス・ローザの交響曲のような音楽、久し振りに大作らしい作品を堪能した。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-09-17 23:01:18) |
36.《ネタバレ》 最も好きな映画。中学か高校の頃、吹奏楽部がこの映画のテーマ曲をとりあげていたし、体育祭で製作する看板もこの映画の絵が描かれていた。それだけ当時は心に残る映画として共感を持たれていたに違いない(ああ、中学の頃か高校の頃かも思い出せないなんて。年じゃなあ)。3時間を越える上映時間も苦にならず、何回見ても満足する。あの壮大なスケール感。特に戦車競争のシーンは今のCG映像にはない実写の迫力で疾駆する馬の表情や躍動感を伝え、今後も真似はできないという意味で歴史的価値あるものといえる。音楽もいい。チャールトン・ヘストンがいい。 【ま・いいかマン】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-12 11:04:41) |
35.《ネタバレ》 これはイエス・キリストの物語です。子供の頃に見て、深い感銘を受けました。ジュダの手から、キリストにせめて一口の水を最後に飲ませてあげたかったと思いました。いつか自分の子供達を劇場へ連れて行く日が来るでしょうか。畏敬の念を覚える名作です。ウィリアム・ワイラーが「ローマの休日」、「大いなる西部」、「おしゃれ泥棒」の監督と後に知り、たいへんに驚いたものです。それぞれの作品ごとに、全く異なる種類の深い感動を与えてくれた名監督と思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-01-13 20:44:51) (良:1票) |
34.《ネタバレ》 テレビ放映で、前編後編と二週に分けて見たのが最初でした。その後、リバイバル上映で映画館へ行って観ました。スクリーンで観る圧倒的な迫力、戦車レースで、4頭の白馬が壊れた戦車をよけて跳ぶシーン、完ぺきです。特撮CGもワイヤーアクションもない時代なのに。 【ダスト&スクラッチ】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-26 13:49:41) |
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【リーム555】さん 10点(2005-01-20 16:20:51) (良:1票) |
32.今日観たのは何回目だろうか。もう何度も観ています。何度も観るということはそれだけこの映画が好きなんだと思います。3時間以上あるのに観るときはいつも一挙に観ます。わかりやすいストーリーと迫力の映像。半世紀前の作品とは思えません。好きな映画のなかでも特別な1本です。 【ぽじっこ】さん 10点(2004-11-27 22:01:43) |
31.ストーリーも映像も競馬も壮絶。映画見て本気でびびった数少ない作品のうちのひとつです。貴族が奈落の底に落ち、這い上がる、キリストの見えざる手によって救われるシーンなどちょっと超常現象入りつつも感動。感動で泣けるというか映画の雰囲気に飲み込まれそうになりました。ってこの映画めっちゃ古いや~ん、映画って時代関係ないね 【アルカポネ】さん 10点(2004-07-13 00:50:39) (良:1票)(笑:1票) |
30.《ネタバレ》 もう一度見たのですが、始めにちゃんと「イエス・キリストの物語」と書いてあるではありませんか。やはり、この作品は魂の救済をテーマとしているのです。復讐を遂げた後の人間というのは人生のバロメーターがマイナスからゼロになったようなもので虚脱感はあっても建設的な人生を築く土台はないわけだし、あれほどの目にあったらベンハーほどの強靭な精神の持ち主でも(といおうか強靭な精神の持ち主だからこそ)心はぼろぼろで「それは不当だ!」と叫んで夜中に飛び起きたりやなんかして(ここまで描写したらサイコホラーかコメディーになりますが)、元に戻るには数十回の治療セッションが必要なはずなのに、イエス・キリストは2回会っただけで治してしまうなんてすごいですね。さもなければベン・ハーはきっと、一生の間メッサラと同様の人間を攻撃し続けるサイコで終わっていましたよ。イエス・キリストはこの物語の頃に「やあやあ我こそは旧約聖書イザヤ書に予言されたる救世主なり・・・。」と言って(自分で言ったのではなくて後世の人が言ったことにして)登場、ユダヤ人達に「わてらの目の黒いうちにユダヤ王国は主権を回復するのかいな?(注:傀儡ユダヤ王国は存在)」と期待させながら「王国は汝等の心の中にあり。」なんて言ったものだから、「そりゃインチキや!」と処刑されてしまい、弟子たちのその後の努力によってその教えが各地に広まった(以上は新約聖書の超ダイジェスト版)そうですが、ユダヤ人の中にもキリストが正真正銘の救世主だと思った人もいたはずで、そういったユダヤ人はユダヤ王国の再興後に官僚になったり政治献金をするあてのない下積みだったと考えられがちです。でもベンハーのように金や実力のあるユダヤ人も結構キリスト教に帰依したのではないでしょうか。何しろ復讐は律法に従って実行すればいいし、金は自分で稼げばいいし、地獄の沙汰は金次第(これは浪速商人は言ってもユダヤ商人は言いそうにない)だけれど、生きているうちに心の平安を得ることは非常にむずかしいからです。従来の医療で直せない心の病を治すために精神分析を始めたユダヤ人医師フロイトのお弟子さんたち、聞いてくれていますか? 【かわまり】さん 10点(2004-03-06 10:03:40) (良:1票) |
29.映画館でしか観てはだめな映画。映画館が存在するための大きな理由になる映画。この作品を、言葉で現わすとこんな感じになります。TVサイズでは、あの有名な競争シーンなど、CMのような印象になります。幸いにも、シネラマ劇場のさよなら企画でこの上映が決った時には、迷わず並びました。場内は人、人、人で一杯。やっと座れたと思ったら、前から5列目。当然、大画面を下から観ることになりましたが、これが思わぬ効果で、C・へストンのドアップもあの競争シーンの迫力も2つの眼には、思いっきりの贅沢。宗教映画として語られる機会も多くありますが、1人の人間が持つ欲や憎しみ、家族への愛、友人への情など、人生において大切なものを本当に学ぶことのできる格好のテキストです。あの競技場を造ったという事実だけでも、映画の殿堂入りになるでしょう。 【映画小僧】さん 10点(2004-03-01 21:19:40) |
28.主人公が風格あるね。ガレー船をこぐジュダの目にひきつけられました。古臭い映画だと敬遠してたのですが、この掲示板での高評価で見てみましたが、何でもっと早くみなっかたのか後悔してます。CGが無い時代にこの風格ある映像はすごい。 万人に勧められる作品ではないが、映画好きなら絶対見るべきだとおもう。 冒頭のジュダとメッサラが槍を投げあうシーンは、ラストのキリストを暗示してたのに、最近気づいた。 【リモ】さん 10点(2004-02-06 01:03:35) |
27.最高です!3時間半の長編ながらしっかり前半・後半に見せ場をつくってあります。そして大戦車競争は凄いです!何度見ても凄いです!僕も一度は戦車に乗って馬を走らせたい。英語の口調から衣装等、様々なところで配慮が成されていて凄く丁寧につくってあります。キリスト教の思想というのも、自分なりに理解できたので良かったです。そしてこの映画が現在にも通じることを数多く語っている事を忘れてはならないと思います。いつまでも残っていて欲しい作品ですね。 【浜乃神】さん 10点(2004-01-20 00:44:17) (良:1票) |
26.スペクタクル映画の代表格ですね。SFXなどない時代にこれほどの規模のものを撮り公開することを想像すると脱帽物です。 【のん、大好き】さん 10点(2004-01-13 19:47:12) |
25.迫力がある!!今のCGを使っての映像では出せないだろうなぁ的な迫力ですYO! 【ピニョン】さん 10点(2003-12-14 16:41:09) |
24.《ネタバレ》 やはりガレー船を漕ぐシーンと競馬のシーンは圧巻。この映画は映画館でみたかった… 王族から囚人となり、また這い上がる、しかしまたその地位を捨てるというジュダの人生の波乱万丈ぶりもよい。 しかし、ラストは… だが、それを考えても10点をつけたい 【ぐれーん】さん 10点(2003-12-03 13:08:26) |