1.《ネタバレ》 リドリースコット監督のブレードランナーの模倣から入っている。 レプリカント、ユニコーンという言葉だけでなく冒頭の解説なんか文章まで真似てるし、いくつかのシーンも真似ている。 でもへたくそだからかっこ悪い。 一番いやだったのがデッカードとレイチェルのラブシーンの模倣。 ほとんど冒涜だ。
リドリースコット監督が良く使った光と影の強調、これも真似てるけど、出来の悪い模倣にしかなっていない。
へたくそなせりふ、特に英語のせりふが絶望的に下手。 わざとらしく大げさなあえぎ声もまったくの興ざめ。
発想がどうも貧困に思える。 DVDに本編とは別に収録されている解説のようなビデオの中で「セックス(オーガズム)と肉体の接触(生殖器の摩擦)を切り離そうという試み」云々と出てくる。 でもそんな大仰なこと言ってる割りに結局やってることはエロビデオ、肉体の接触そのものじゃないか。 「みんなでイクわよ」という宣伝文句だが、全然イケないぞこれじゃ。
DVDだけだと思うけどエンディングにいくつかパターンがあった。 でもどれも代わり映えしない。 最後までブレードランナーのパクリ。
2001年の作品ですか。 確かに現在(2007年)から比べるとIT、インターネットの環境は雲泥の差。 6年前に観たら少しは斬新に見えたのかな。