1.《ネタバレ》 観終わったあと、ゾッとしました。
この監督が作品を通して伝えたかったことが「実はジグソウここにいたんだぜ!」ってだけなんだもんなぁ。本当にくだらない。最後の落とし方でこの映画はサスペンスホラーじゃなくなってしまっているような。もし本当の意味でのゾッとするサスペンスホラーにするのだったら、途中で密室にいるジグソウの主観でカメラを撮る場面が欲しかった。ジグソウの主観っていっても、ジグソウは死体という設定なので、主観表現は音を大事にするとか(微妙な呼吸音だとか)。そんで視点は部屋から絶対に出ない!そんで観客には絶妙な加減で、この密室の中の死体がジグソウであることをわからせながら、周りでひたすら殺人が起こっていくっていう設定。そしたら最高に怖い1級品のサスペンスホラーだったような。
この映画を見た後、本当に気色悪いものに触れたくて、乱歩の「人間椅子」なんか読み返してしまってました。