1.《ネタバレ》 日本刀を片手にかもめ食堂へ単身乗り込む俺。
「ちょっといいか!おい!そこの豚身!このオタク野郎め!お前もだ!動くんじゃねえぞ。フィンランドでとんだ世迷事を抜かしてるロハス女どもがいるっちゅうから、遥々日本から年休取って来てやったのさ。言っとくけど、お前らのせいで今年の正月は、もう休み取れなくて実家に帰れねえんだからな!そこんとこ、よろしく頼むぜ!耳かっぽじって聴いてくれ!
だいたい何なんだよ、この仲良しクラブはよぉ!お前ら、商売する気あんのかよ!こんな商売やってて、絶対、客来ねぇだろ!何かラストたくさん来てたけど、あれは絶対演出だろうが!
そもそもどうやって生活立ててんだよ、お前ら!もともと金持ちか(泣)!?ならいいけどさぁ・・・って、こっちゃ良くねぇんだよ!うちの純真な彼女がこの映画を観て、海外でカフェやりたいって言い出したら、どうしてくれんだよ!?夢見がちな日本人女性の心をもてあそぶのはいい加減にしてくれよ!ちゃんと、こういうビジネスモデルじゃダメでしたって展開にしてくれなきゃ困っちまうだろうが!
しかもお前らわがまま過ぎんだよ!特にサチエ!『やりたくないことはやりません』みたいなこと抜かしてるじゃねぇか!おぅ、おぅ!俺だってなぁ、好きで仕事やってんじゃねぇんだよ!みんな、そうなんだよ!でもな、みんな『家族に美味い飯を食わせてやりたい!』とか『お客様の笑顔が見たい!』とかいう理由を、何とか見つけ出して、もしくはでっち上げて頑張ってんだろうが!それによって、『日本の競争力』が保たれて、お前らは金持ちなんだろうが(憶測)!フリーライドは許さねぇぞ!せめて『努力が美徳』だっていう日本の競争力維持に必要な命題くらいは肯定してくれよ!頼むよ!みんながお前らみたいに自分探しし出したら、日本はこれからどうなっちまうんだよ!そして、俺はこれから何を信じて生きてけば良いんだよぅ(号泣)。」
その後・・・。その場に泣き崩れた俺は、速やかにサチエに関節を決められ、マサコに猿轡を噛まされ、ミドリに店の裏へと引きずられて行った。そう、「かもめ食堂」は日本人観光客を誘い込む人肉饅頭工場だったのだ・・・。
この映画を好きな方、ほんとネタにしてすいません。すいませんけど、俺アこんな有閑映画、絶対認めねえぞ(笑)!