1.《ネタバレ》 久しぶりに出会えたB級馬鹿映画。
簡単にあらすじを、ちなみに(?)が付いている部分は『なんで?』『設定無理やり過ぎない?』とか、並みの脳味噌を持つ人類なら違和感を覚える箇所です。
遂に神は人を見離す。そして将来神の敵となる赤子(?)の殺害を大天使ミカエルに命じる。しかし、まだ人を信じていた彼は離反し、地上に降り立ち翼を切り取り(?)、銃を手に取り(?)、邪悪な心を持つ人間に憑依する天使(?)から赤子を守るべく荒野にポツンとある村に向かう。なんてことは無い、ただ『ロボと未来』を『天使と天国』にしたターミネーターでした、しかもメッチャつまらなくした。
上述した(?)箇所にはもち説明も説得力も無し。さらに『従順すぎる人間側』『憑依天使は銃であっさり死ぬ』『弱いのに天使は武装しない』『天使が、店に籠城した人間をハメる罠も幼稚(捕まえた仲間や子供を人質にしたり)、てか店壊せねぇのかよ天使』『そもそもこんなゾンビ以下なスペックの天使に人間負けんだろ?』等ともう『凄い』出来。
しかしここからがキモ。赤ん坊の泣き声の中では上級天使しか活動できず、現れる大天使ガブリエル、なのだが神々しさの欠片も無くどう見ても『鎧を着て羽を付けたコスプレオヤジ、ちなみに武器はメイス』。マシンガンを乱射され取った行動が、『翼を折りたたみクルクル回りながら狭い店内を飛び回り弾をはじく』ダッセェ(笑)!!人間を逃がすミカエル、『逃げろ!』『何処に?』『予言者に会え!』突然現れる新単語!!そしてミカエルは最終決戦に・・超能力バトルなどせず格闘戦!!銃撃を避けるため、羽を広げぴょんぴょん飛び回る(店内を)ガブ、しかも彼の持つメイスは刃がカシャン!と飛び出したり回転したりとギミック多彩。チョークスリーパーを決めるが惜しくも倒されるミカエル。 一方ガブは逃走車に追い付き、屋根を引き剥がし車内に侵入するも、急ブレーキを掛けられフロントガラスを突き破り事故る(その転げ回るシーンがまた(笑))。最後はまぁ色々あって天使化したミカエルに負けエンド。
映画として見るとク○以下だが、『下らなさを突き抜け過ぎた笑い』と言う意味ではDB(実写)より楽しめた。
最後車が走り去るシーンはモロ『T1』ですが、『暗雲が無い=続編は無い』という所は唯一褒められるパロ演出でした。