1.《ネタバレ》 なんじゃこの映画は。
とにかく脚本がまったくダメなんだと思います。
孤島の密室の3人とくれば心理描写が大きなカギになると思うんですが、肝心のソコが全く描かれてないというか、根拠とか動機とか背景すらわけわからず全てがとってつけたような説得力の無いものでした。
えーそれとですね奥さん役の女優さん、私この人ダメなんです。顔がイヤなんです、全然魅力的じゃない不幸顔。タンディ・ニュートン、初見は「M:I-2」でしょうか。「なんでこの人が?」と貧弱なヒロインにがっくりし、ポール・ハギスの「クラッシュ」では感情的に余計なこと言って相手を怒らせたりキンキン泣きわめく奥さん役でした、本作もそのタイプの奥さんでした。
たぶん、どうしようがこうしようがネガティブな反応で泣きわめく奥さんに最後の手段として孤島行きを決めたのは旦那さんなんでしょうな、お気の毒でした。
いくら苦しそうだからってやりますかね、普通。
弱そうで、すぐ泣くけどイザとなったら図太く生き残るのはオンナか、結局。なーんて思ったけどラストでああなったから奥さんは悪者にならずにすみました、やれやれ。
「リトル・ダンサー」のビリーがこんなに大きくなったのねーとそれだけが見所でした。