2.たぶん私の観てきたアニメーション映画の中では断トツに退屈な作品。僅か1時間10分程度の中編にも関わらず、余りの眠たさに我慢できず、途中で一回休んでしまった程の実力。話自体がワケ解らなくても、絵や美術で圧倒してくれるなら眠気も吹き飛びますが、終始薄暗い映像では何が描かれているのかさえ判りません。また、ほとんど動きの無いワンカットが異様に長くて、まるで紙芝居。陰気な音楽も映像に輪をかけて睡眠中枢を刺激してくる。押井守はアニメ界のテオ・アンゲロプロスを目指してたのか? 不眠症でお悩みの方にだけ、自信を持ってお薦めします、1点献上。