1.1969年のモノと同じく東郷は三船。しかし日露戦争を政治がらみのアウトラインから読める「歴史映画」である1969年版と比べてなんとも拍子抜けする内容。何で綺麗事でまとめようとするかな。どのような敵とどう戦って何故勝てたのかすら描けてない内容ゼロの戦闘部分も含めただのお涙頂戴モノ。しかも意味もなく気の強い三原や主役の沖田など、程度の低い学園アイドル映画に成り下がっている。80年代の平和ボケの極みに生みだされてしまったクズだろう。戦争は幼稚園のお遊戯大会じゃないんですよ。今作の廃れた特撮を見ていると円谷の特撮がどれだけ偉大だったかがよくわかる。