4.「猟奇的な彼女」の監督と主演女優がコンビを組んだ、新たなラブストーリー。
主役の二人は爽やかで、前作の無駄な演出も減ったものの、代わりにギャグ色も激減、
今度は無茶なストーリー展開がやたら目立ってしまった。
ヒロインがこれほど涙を見せる映画は初めてだが、そんな演技をさせるより、
見ている者を感動させるストーリーを考えるほうが先だと思う。
後半はもろ大ヒット映画のパクリで興ざめ。ラストでタイトルの意味がようやく理解できたが、
本作のストーリーには何の関係もないし、「猟奇的な彼女」を見ていない人は首を傾げるだけ。
内輪的な自己満足の演出などまったく無意味だし、センスのなさを感じさせるだけ損。
過去の評価の高い作品の内容をパクるのではなく、どうして評価が高かったのか、
制作者側はそのノウハウを盗むべきだと思う。