2.《ネタバレ》 妙な映画だった。
自分の妻が亡くなったことを受け入れられずに行方をくらます主人公と、そのためにひとりで母親の葬式等を進める高校生の娘。
この主人公の行為には最後まで共感できないで観終えた。
妻の死が受け入れられない、現実から逃げたい、という気持ちは分かるが、そのとばっちりを娘が一手に引き受けなければならないのだから、何があっても逃げてはいけない。娘が母親を失った事は主人公以上に受け入れられないかもしれないのだから。
娘がいる時点で、妻の死で自分勝手に逃げてはいけないのだ。
しかも行方不明中に居候している先の「アルゼンチンババア」に子供をはらませるとは。
妻の死を悲しみながら、他の女とやってるのか、と。
これが自分にはがっかりだった。
アルゼンチンババアと娘みつこが仲良くなっていくシーンを見ても、自分にはダメだった。
映画はなんとなくおだやかに終わっていくが、自分には納得いかないままで終わってしまった。
それでも最後まで見てしまった「妙」に2点です。