2.《ネタバレ》 鑑賞中に色々な意味でイライラした映画でした。ノロいだけじゃなくて、相当にデキ悪いです。勝海舟は過去の人なので様々な解釈があるのは可です。なので、本作の人物像にとやかく云う気はありません。でも、何もしていない。なにかお題目は掲げていましたけど、行動として見える部分は無かったですね。その不足感をチャンバラで暴れさせて補完させる。なんとも残念な作り方でした。幕末へ行った現代人たちは歴史に関わったと云うには接触が浅すぎてタイムスリップの意義を感じません。こちらも、ほとんど何もしていない。先生が成長した? バカ言っちゃいけません。タイムスリップ前が酷過ぎただけです。あんなのは過去に行かなくても、フツーに改善されるべきレベルのお話です。私には昂ぶるシーンも笑えるシーンも無かったです。