1.《ネタバレ》 これ、一回観てスッと理解できる人がどれくらいいるんだろう? 序盤から、何の説明もないまま陰鬱で観念的なシーンが続き、観ていて嫌になってくる。
中盤に差し掛かり、ようやく死んだ旦那を生き返らせるという“お話”らしいお話が始まるのだが、それも何だか回りくどくて『怖い』というよりただただ『鬱陶しい』。終盤にやっと旦那がキョンシーとして現れても、もう気分的に「はい、はい。それで?」みたいな感じになっちゃってて……。
往年の名作『霊幻道士』シリーズの世界観をよりリアルにしたというのだが……。明解かつ快活なホラーコメディだった『霊幻~』シリーズ。こんな重く陰鬱なだけの作品を捧げられてもラム・インチェンもリッキー・ホイもあの世で困ってるんじゃなかろうか?