8.これは劇場用映画ではなく、テレビ映画だったと思う。
スティーブン・キング原作の作品は設定が面白く、恐怖心を煽る演出もいいのだが、
肝心のラストにきてショボイというものが結構多い。これもその内の一つ。
オチのお粗末ぶりには呆然としてしまった。
"イット"の象徴として、せっかく不気味な赤いピエロを登場させた演出も物の見事に空回り。
何とかお話を収拾させようとした無理が、ラストで大きく目立ってしまった。
鑑賞当時は前後編のビデオで鑑賞したと記憶しているが、
他の映画を二本借りておけば良かったと本気で思った作品だった。