1.《ネタバレ》 久々に見た「C級映画」映画というよりはヘタな御芝居を見せられただけの印象しか残らなかった。まず冒頭の音楽が「戦メリ風」で早くも嫌な予感(本当にジョン・ウィリアムズ?)裁判の場面が多いので仕方がないが、みんな芝居が紋切り型で観ててこちらが恥ずかしくなる。途中から重要な役で出てくる通信兵はどう見ても日本人にはみえないし、誰かに似ていると思ったら坂本龍一似・・・しかも「正直な日本人」の彼はキリスト教信者で英語が流暢って、この設定こそがこの映画製作者の無意識の差別が垣間みられる所。拷問、処刑の場面などもっと「魅せる」描き方があるだろうに30年前の映画を観てるようだ。最も重要なパイロットの弟がなぜ兄が処刑された場所を知っているか、という答えが「トラックの後を追いかけた」って、おいおい拷問され血まみれで半日土間の下でのびてた人間がどうやって占領下の敵地で車を追いかけられるんだい・・・。正に学校教材レベルの映画で日本の戦争犯罪うんぬん以前の駄作です。ちなみに「偽デビット・ボウイ」も出てきます。