1.《ネタバレ》 白塗りのラブラドールレトリバー似の女が躍り狂い、シンクでシンクロナイズドスイミング。未見の方は何を言っているのか分からないでしょうが、私も分かりません苦笑。ホラーのつもりで鑑賞しましたが、もしかしたら全く新しいジャンルの映画かもしれません。原作者&監督は、あの『富江』と同じコンビ。相性が良いのやら悪いのやら。出口はおろか、入り口さえ見えないストーリー、摩訶不思議なアプローチ、イマジネーションの集合、斬新すぎる演出、素人同然の演技、何故そこで歌う主人公。結局何なの?純愛がゆえの悲劇なのかな。戸惑いと苦笑の中で、あなたは、新しい自分を見つけるかもしれませんし、見つけないかもしれません。はい、もうお気付きでしょうか。もっともらしい言葉が並んではいても、何を言っているのか分からないでしょう。この文章には、中身がないのです。実はこの映画にも同じ匂いを感じるワケであります。あくまでも、おそらく、ですが。奇作、珍作、カルトの仲間。有名映画監督の意欲作といわれても、専門学校生の卒業製作といわれても、納得してしまいます。新しい体験をしてみたい映画上級者の方は、本作に挑戦してみるのも一興ですが、普通にホラーを楽しみたいのであれば、レンタルDVDのホラーコーナーで目をつぶって選ぶ方をオススメします。以下余談。本作では配水管にお湯を流して詰まりを直そうとしておりますが、温度にはくれぐれもご注意を。熱湯を流すと塩ビ菅が変形してしまい、逆効果もいいところです。