2.《ネタバレ》 政治を絡めるならもう少し工夫してストーリーに絡めてほしい。作品としてはかなり厳しい出来。政治的な観点でも2019年に観るとほぼ良いところが見当たらない。
毛沢東政権と、五月危機を含めた世界情勢を勉強する入口にはなったかな。本作のように、ほとんどの活動家が文化大革命を理解せずにファッション的にデモを起こしていたというのはウケる。頭の悪い人たちはいつの時代も扇動に使われるのね。特に合理性もないノリだけの活動だけど、フリーセックスが進んだのだけは良かったんじゃないかな。逆説的に頭の悪い活動家に対する批判的な作品としては成立しているので3点。