2.《ネタバレ》 原作があったことも知らなかった私から言わせてもらいますと、最初は残虐ホラーかなんかと思ってました。でも実際は特撮系というか、主人公の秘めたる能力が覚醒!みたいな対吸血鬼ヒーローアクション映画でした。そもそも序盤でメガネのクラスメートが不良に追われる主人公を助けるのに、爆発する科学製品の入ったフラスコというある意味ベタベタアイテムを取り出してきた時点で、この映画の方向性を物語っていたのかもしれません。B級映画としてみれば、まぁまぁ頑張ってるなーとは思います。しかし演出、脚本がなんとも言えない。ラスボスの化け物のCGのクオ、及びぎこちない動き、あっさりやられる敵幹部、さっさととどめを刺さない山本耕史、胸を刀で貫かれたのにまだ動ける兄貴、落ちてきた葉っぱをかっこよく斬るカット・・・。グロに免疫のある自分には大してショッキングな映像もなかったです。総じて言うと、ちょっとグロに背伸びした中高生、もしくはそれを承知の上で楽しめるB級好き人向け。