1.《ネタバレ》 オレはけっこう近くに住んでてこの辺の地理にはわりと強いほうなんですが、どうかんがえてもあり得ないシーンがいくつか・・・。冒頭で子どもがどこかの学校から蝶々を追って瀧にたどり着きますが、実際はそんな「気づいたら着いちゃった」なんて距離にあるもんじゃないんですよね。まぁそんな突っ込みはこのへんにしといて話の内容ですが、お世辞にも面白いとは言えませんね。「だから邦画ってだめなんだな」ってのを再確認した映画です。こういう映画にほとんどと言っていいほど共通に見られるシナリオが「世捨て人が新しい土地で新しい人生を築いていって最後には女性とハッピーエンド」ってなもんなんですが、どうやらこの映画もそのパターンのようです。見飽きたパターンだし、はっきり言って「だからどうした」ってなもんですが。二時間半見せられつづけてこれじゃね・・・。一応生島さん(大西滝次郎)が世捨て人のような役をやっていますが、全然容姿が世捨て人のそれじゃない。あんな人いたら普通にもててそう。別にロバート・デ・ニーロやシャーリーズ・セロンみたいに身を削ってまで役柄になりきれとはいいませんが、少しは役に近づく努力もして欲しいもんだ。関西弁もみんっな中途半端!!関西なめてんのか!!あんな不自然な関西弁しゃべるのは服部平次とコナン君だけで充分や。関西弁の役をやらせるなら最初っから関西が地元の役者を揃えて欲しいもんだ。というわけでこんなキャストを揃えた監督もとてもほめられたもんではないです。最近多いタイプの、いわゆる自己満映画レベルです。てゆーか実際そうなんじゃないだろうか。よく赤目四十八瀧の人達はこの映画の撮影を許可したもんだ。これを見たら寄り付く観光客も寄り付かなくなるような。というより、勘違いしたバカが増えそうな不安のほうが大きいか。