1.《ネタバレ》 古典浄瑠璃を現代劇に組み直した時点で、制作側の力が尽きてしまったのだろうか・・・と思うくらい、パワーも勢いも感じない作品。郷ひろみはやっぱりこういう難易度の高い役には到底及んでいないし、志麻さんは志麻さんで、舞台的な節回しがまったく合っていない。というかこの人の場合、不義の濡れ衣を着せられようが逃亡生活になろうが、「馬鹿なこと言ってんじゃねえよ(ビシッ)」の一言で全員ねじ伏せそうな気がするので、危機感も切迫感も表れてこないんですけど。結局、誰をどう動かしたかったのかも分からない。