1.《ネタバレ》 怪作。
日本語タイトルのせいで呪いのカメラが本体で意思を持って被害者を襲うホラーなのかと思ったが違った
クライムサスペンスでもない。あくまで一人の男の顛末という話。犯人の歪んだ性癖のルポルタージュ。
先を見据えない犯罪だったが最後の方では夢も抱くようになる。だがそのために性癖を抑制することはないどころか
よりいい画を撮ろうとまい進する。クリエイターの執拗さと異常性癖をミックスさせた設定の元祖?
暗がりの中にあるうちは惹きつけるものがあるが、ひとたび白日の下に晒せば鈍い光も感じ取ることが難しくなる
変質者要素を取り除いたら話が成立しないので変質趣味に理解がなければまったく楽しめない