1.ひと組の夫婦の、ある一日を追ったストーリー・コメディ。
「アニーホール」に近い作りで、アレンは相変わらず最初から最後までしゃべり続けています。
男女間の身近な問題がきっかけになるので、とても取っつきやすい。
登場人物はほぼ主演の二人のみ、舞台もショッピングモール中心と、設定も悪くないと思うのだが、夫婦の心の機微を描いた本作を面白いととるか、退屈ととるかは鑑賞者の感性によって変わるのかと。
大笑いをするようなシーンはなく、起伏のあるストーリー展開があるわけでもないので……。
監督さんは違う人みたいだけど、内容はどこを取ってもアレンらしい作品。