2.《ネタバレ》 面白くはないですね。ゆる~いです。
人が死なないからユルいとかいうことではなくて、それぞれのキャラの悩み苦しみが生きていない。「ここで不妊に苦しんでください」「ここで嫉妬に燃えてください」という感じが強くしてしまうのです。
ロージー役に黒髪ショートの女を当てるという安易さがこの作品のユルさをよくあらわしています。
洋モノに黒髪ショートの女が出てきたら、そいつの一人勝ちでモテまくるということです。その場合、恋敵はごくフツーの西洋人女のことが多い。私はこのパターンが大嫌い。
お盛んな男女がいろいろな組み合わせで励んでいる映画ということしか思い浮かばないですね。
それにしても、あの管理職氏は当然の職務を果たしているだけなのにあんな目に遭うなんて理不尽極まりないと思います。公私の区別がつかずに仕事中に抜け出すのが当然の権利だと思っているヤツは嫌いです。マジメに仕事をしている人にたいして、融通の利かないヤツとひとくくりにしてみんなでバカにする作り手はもっと嫌いです。お互い浮気をしたくせに、妊娠が発覚したら何事もなかったように元に戻るというお粗末な筋書きで、全体的にバカしか出てこない映画ですね。