1.《ネタバレ》 そうですかそうですか、難病ラブロマンスのネタが尽きたら次はHIV感染ネタですかあ・・・。韓国映画のここ数年の流れってホント一昔前の日本映画界みたいですね。日本映画界が何十年もかけてやってきた事を、韓国映画界ではここ五年位の間に驚異のスピードで吸収しつつ、しかも商魂逞しく乗り越えようとしてるって印象。「本国で何百万人が号泣!」という宣伝コピーでしたが、この作品に関しては、自分はどこが泣きどころなのかさっぱり理解出来ないままTHE END。あえて言えば、刑務所の面会室で男が無理やり網を乗り超えてヒロイン側によじ登ろうとするトコか?これもコイツちょっとやり過ぎやんって醒めてしまったし・・・。韓国の田舎だとまだHIVに対する認識ってここで描かれてた程度のモノなんですかね。20年位前ならともかく、この話がごく最近起こった実話の映画化なんですって言われちゃうと、ちょっと違うんでないかい?ってついつい反撥してみたくなる。主役のキャラクターが親しみやすい点「連理の枝」なんかよりはずっとまし。ああっ、これでまた「ラブストーリー」の頃の韓国映画への期待感と感動が薄れてゆくよぉ・・・。