1.《ネタバレ》 私はハーヴェイのゴリ押しなやり方に若干不快感を覚えてしまいました。序盤はどう贔屓目に見ても彼が図々しいストーカーにしか見えず、やれ迷惑がってる人に無理やり話しかけるわ、やれ電車までつきまとうわetc...でドン引きだったんですが。"Last chance Harvey"ってタイトルからも、だからこその必死さを出したかったのだと思いますが、日本なら女の方が小説の講習会で距離を取ったスキに通報されててもおかしくない。BGMがサスペンス調なら間違いなく彼は視聴者からストーカー扱いでしょう。あそこまでしないと新しい人生は始まらないのか?と邦題にツッコミの一つも入れてやりたくなる、そんな作品。
序盤はと書きましたが、後半の娘の披露宴に出席するあたりからはとても良い内容でした。披露宴であそこまでの内容がしゃべれるなら最初っからそうしろよと言いたくなりますが(笑)。嫁曰く、やはり同伴の女性がいるのといないのとでは心の余裕が違うのだろうとのこと。そんなもんですかね。
ラブストーリーと言うより私はむしろヒューマンドラマとして楽しませてもらいましたが、やはり前半でのハーヴェイが度の過ぎたストーカーにしか見えず、それを前提とした話の展開に違和感が強すぎて点数は辛口です。ケイトのお母さんもどこか中途半端な出し方で、どうせならお母さんの話をもっと掘り下げるか、全く無しにするかして欲しかったです。