1.《ネタバレ》 超常現象などを使わずに日常生活の中で怖さを演出するという試みは評価したいと思うけど、必ずしもそれが成功してるとは言えないのが残念。
やっぱりホラー作品としては怖さが物足りない。
いちばん怖かったのは笹野鈴々音だけど、作品として怖いんじゃなくて、笹野鈴々音の顔が怖いというだけ。
それなら、幽霊や怪物が怖いのと同じだと思う。
他の話も人が死んだり、血飛沫が飛び散ったり、グロテスクな描写に頼った怖さになってたと思う。
唯一人が死なず、グロ描写も無かったのはメールの話だけど、これはラストの演出が蛇足だったように感じる。
折角メールの文面だけで恐怖感を煽ってたのにその制約の中でオチを付けられなかったのは勿体無かった。