1.もはやお決まりとなっているディズニー・ピクサー映画の新作公開時に同時上映される短編作品。
ディズニーの新作「ベイマックス」と同時上映されたのは、“くいしんぼう”の犬の目線で飼い主の人生模様を辿った佳作だった。
よく出来た短編ではあったけれど、正直なところ、小さい頃から家で犬を飼ってきた者としては、少々眉をひそめてしまったことは否めない。
飼い犬に対して人間の食べるものをあんなに暴飲暴食させて良い訳はなく、あんな飼い方をしては、あの犬にとって不幸極まりない。
食べ物自体があまりに雑に扱われている様も、いくら文化が違うと言っても品の悪さを感じた。
と、敢えて現実的な見方をしたならば、そういった難癖はいくらでもつけられる。
けれど、描き出される“愛犬”は何と言っても愛らしく、短編とはいえアニメーションのクオリティーは素晴らしい。