1.《ネタバレ》 尺も増えたし、予算も増えたようで色々とクオリティがダンチに上がっている(ジトっとした「間合い」がだいぶ普通のホラーぽいし、役者もちゃんとした人を結構大勢使ってるし、音楽とかも無駄にクラシック使ったりして向上してる)。しかし今回の舞台はなんと渋谷(デス渋谷にタイトル変えろ)。
都会で次々に失踪事件が発生するということで当然プチ社会問題化している状況で、特に中盤は「もしこの手の化物が本当に都会で発生したら」の分析と対策の流れのシミュレーションを展開運びのコンセプトにする所まで足を突っ込んでいるのだが、そこの部分の出来がかなり適当で正直あんまし面白くない。結局話が回りだすのはいつもの通り残り30分からだが、今度はチョイチョイ笑えないギャグを挟んでくる始末で(オタ芸とか全身タイツとか)、なんつーか今作は全体の構成・演出の大方針がイマイチしっくり馴染まないという印象。まあ、少しは前作までとは違った話になっているのを良しとするのか、結局つまんないので駄作扱いするのかは判断に悩む所だが…