1.・・・・・と言う訳で、これって続編なんだと思うんですが、なんと富江がカンノじゃない!別に宝生舞が駄目だって言う訳じゃないんだけど、あのカンノの気持ち悪さを期待してたのにぃ・・・・・?☆「富江に魅入られた男たちはお互いに殺し合い、最後には富江までも殺してしまう。しかし、富江は再生・増殖を繰り返し、新たな恐怖が・・・・・」だそうなんだけど? 1作目では辛うじてその路線を守っていたかもしれない。“富江”自体が謎だし、その正体が作品の見せ場であった。しかし本作ではいきなり女の子の腹の中から出てきた時点で単なん化け物じゃんか!しかも“富江”の正体も良く説明されないし、その目的が良く分からない。もし再生・増殖を目的にしているならば、どうして増えたであろう仲間を殺さなければならないのか?劇中では確かに傷口から伝染して行くようなシーンがあるものの、その後、複数の富江が登場するってシーンはない。また富江に魅せられる男、狂うってシーンもあるにはあるが、肝心の窪塚や山口に絡んで来ない。赤川次郎の小説のような女子校生が事件に巻き込まれて、彼氏と独自に捜査をして行く内に真犯人は・・・っノリに近い。言わば従来からあるB級ホラーに思えたけど。☆で、観ていると、富江の生首を持った富江。しかしその生首が笑い出して・・・って、これって宝生舞、絶対地面に埋まってるよな。ラストはいつもの展開。ヒロインが危なくなったら、やられたと思った窪塚が立ち上がって姫を助けるってヨメヨメ。で、本当にこれで良いのか?燃やせば富江って死ぬんだろうか? 1作目では一応、同級生同士の殺し合いや、恋愛の葛藤がどうこうと言うその世界観があったけど、本作は単なる“ゾンビもの”に過ぎません。なんでこんな続編を作ったんだろう?☆「みんなすぐ壊れちゃう、馬鹿みたい」ん~?感情がこもってないつぅ~か、物足りないんだよね。大体、富江は女子校生で、その小悪魔的魅力に魅入られてしまうところが本シリーズのウリのはずなのに、それを宝生舞では“美少女”ではなく、“大人の女性”に落ち付いてしまったような。このシリーズ、近く3作目が上映されるとか?今回の富江は“酒井美紀”。個人的に好きな女優だけど、こうもころころ変えてどうかと。富江のイメージを管野で定着させることも必要な気がしたが・・・・・?