2.《ネタバレ》 これで何本目かのシャルロット出演映画かわからないけど、ここに来て初めて王道のエンタメ映画という作品です。これだけお金がかかってて、シンプルなプロットな作品は彼女の出演作には他にないと思われます。まったく考える部分がないほどシンプル。善悪の判断もシンプルだし、ハッピーエンドでまとまっているし、結局ロチェスター卿と仲直りという筋も古典的だし、そんな内容なのに最後まで楽しく観ていたのは僕がシャルロットファンだということ以外に説明つかない。映像に凝った部分もないし、作品的に見所もないし、なんとも言えません。手紙を読ませる手法も安直だし、牧師が夫婦じゃなく兄妹だったのは何の意味があるの?(というか物語省略した?)、叔母の死の床での改心もありきたりだし、その後のジェインにローウッドの影響もほとんど見受けられないし、シャルロットのフランス語も活かされてないし、ヘレンの死亡も反映されないし、テンプル先生も後半で出てこないし。そういえばー!ジェインの画の才能は何だったんだ?あれだけ大きく告知しておいて実際に何の影響もナシ?こういうデカイスケールの映画って小さい所を観ていったらまったくダメ映画にしちゃうんだよな。僕の映画の観方は小さな事柄を少しずつ拾っていって、その小さなベクトルの加算で映画の示したい方向が見えてくるって思っているから、こういう映画って苦手です。とりあえず、何が言いたかったんだろうな?