1.《ネタバレ》 やっと観ることができた。
でも面白くはなかった。
良くもなかった。
当時の新宿をもっとリアルに細かく描写しているのでは?と勝手に期待していたが、期待はずれ。
新宿の野外シーンがもっと出てくるのでは?と勝手に期待していたが、これも期待はずれ。
紀伊国屋のシーンが多すぎて、当時の新宿の雰囲気とか喧騒とかが伝わってこない。
ところで、1970年前後の新宿、つまりは、野坂昭如辺りがたむろっていた頃の新宿を、ドキュメンタリーに映し出した作品ってないんだろうか?
もしそんな映画が存在するのなら、是非観てみたい。
とにかく期待が大きかっただけに、かなり残念だった。
ATGなのだから、考えてみれば予想がついたことだが、前衛的な作風でなく、新宿で当時を起っていた様々な事象を、もっと客観的に描いてほしかったのだ。
唐十郎や麿赤児、そして横尾忠則など個性的な出演陣が出演している。
個人的には、どれも生理的に受け付けなかった。
その辺も居心地の悪さとして、観た後にもマイナスのイメージを遺してしまったようだ。