2.《ネタバレ》 4つの別離が並行して描かれている作品。
癌の母と息子、消防士と手話通訳士、着ぐるみの聾唖少女(手話士の妹)と画家志望、別れさせ屋を始めたプータローとレジ打ちのパート店員。
一番自然で良い雰囲気だったのが、火傷を負った着ぐるみ少女の話だった。
それ以外は韓国作品にありがちなあざとさが気になる場面がちらほら。
息子が死にゆく母への思いを別れさせ屋に託す展開は無理がある。
消防士がビデオレターのような真似をする時間があれば、必死で逃げようとするだろうに。
いくらフィクションとはいえ現実味がなさすぎると感情移入も難しい。