1.《ネタバレ》 湖畔に横たわる若い女性の遺体。皆から好かれる美貌の彼女がなぜ殺されねばならなかったのか?片田舎で起きた事件が村人たちの秘密を暴いていく…。何だか「ツイン・ピークス」を連想させる展開が楽しみで、映画館に足を運んだ。
音楽の使い方がおもしろく、渋い感じの刑事も出てきて滑り出しは上々なのだが、その後が伸び悩む。刑事の家庭環境や村人の人間関係などいくらでも面白くなりそうなネタが散りばめられているのに、どれも表面をなでる程度でうまく映画の進行に絡められていない。大して事件も起きないまま、そうこうする間に映画は終了。なんとも不完全燃焼な映画だった。「真実」もそんなに美しい話ではなかったし。