5.第3次世界大戦による、仮想現実の世界を描いたアイデアの面白い映画。
昭和34年製作の作品ということもあり、どうしても映像的な部分での緊張感は欠けるのだが、
そのぶん様々な苦労が窺える。役者さんたちの表情やセリフで緊張感を煽りながら、
ドラマに重点を置きつつ、ストーリーを進めていくという手法。
でもやっぱり時間は長すぎる気がするし、ドラマといっても恋愛風のエピソードまで入っていて、
さすがにこれではちょっと辛いかなという印象を受けた。
一番記憶に残っているシーンはラスト。メッセージ性は抜群で、製作者の意図は十分に伝わった。