6.《ネタバレ》 役者が登場した瞬間に犯人がわかる・・・昔の、往年の有名ミステリー映画のあるあるだな。犯人役を有名俳優がやることで映画に箔が付くし、役者もやりたがる。原作はアガサ・クリスティーなので、誰が犯人なのか?ではなく、誰が犯人を演じるんだろう?が興味のあるところ、それでよいと思っている。
で、感想はと聞かれると、作品としてはそこまで面白くない。トリックが甘い。ミスリードを誘う演出が下手。ミス・マープルの体格が良い(大きい)。犯人が階段の聖母の絵を見てフリーズするシーンが微妙。公衆電話のシーンが分かり難い、等々、ちょっとね。
ちなみに変な邦題の「クリスタル殺人事件」は、当時「なんとなくクリスタル」という小説が流行って映画化された流れがあって、邦題がそうなったと聞いた記憶がある。あくまで私の記憶の中では(思い込みかもしれませんが)ですけど。