13.《ネタバレ》 -Police Academy- “警察学校” わざわざ書くまでも無いんですが…でも実際書いてみると、この映画が警察モノというより学園モノのノリに近いことが実感できました。
'80年代を代表するコメディ映画の一つで、当時TVのロードショーでじゃんじゃん流れていて、放送の次の日はいつも学校で話題になってたと記憶している。今でも当時の友達と飲むと、マホーニー、ハイタワー、タックルベリーって名前出すだけで大笑いできる共通認識。みんなポリアカが大好きだったんだな。
ただ実際は短期間の流行りモノだったようで、特にマホーニーが出なくなってからは、学校での人気は下火になっていたと思う。ポリアカが当時の学生に流行ってたのって、実質2年位だったんじゃないかな。
さて1作目の話に絞ると、それぞれが入学した事情→警察学校の訓練と生活→実地訓練と暴動鎮圧。その時どきにマホーニーの退学狙いのイタズラが入るようなイメージ。そんなメインストーリーに、個性的なメンバーのネタが延々と並べられてる感じ。メンバーが多いから、ひとり・ひとネタが適度な間隔で流れれば、当時はそれだけで充分笑えたんだろう。吹き替えのチカラも大きかったかも。
シャワー室丸見えとか、パーティでトップレスとか、あくまで健康的なお色気シーンが結構あったのね。全然忘れてた。
バーバラがいじめっ子にやり返すところ、ファックラーが大声出すところは、顛末を知っていてもスカッと出来る。
さて、顔を観ただけでこの先何が起きるか解ってる、このマンネリ感たっぷりのコメディを、思い出補正なしに楽しめたか?と言われると、う~ん…
カッコいいアメリカン・ポリスの制服とコメディの融合で、当時はとってもスタイリッシュに思えたんだけどな。
今の目で観ると少し退屈に思えるかもしれないけど、このくらいのコメディ作品を、夜9時から約2時間、じっくり鑑賞できるくらい、当時は時代も娯楽もノンビリしてたんだな。