6.《ネタバレ》 「世界猫歩き」のような猫の自然体を観察するでもなく、ハリーとトントのように猫に翻弄される主人公を描いた物語でもありません。猫(の親分)的な生活をする女性の物語と考えると解り易いです。主人公は猫の親分として子分達を連れて(リヤカーに入れて)毎日土手堀をパトロールし、寂しそうな人が猫をレンタルしてくれないか探しています。飼い主の「心の穴を埋める」ために猫をレンタルしているのですが、主人公の心の穴は飼い主的存在であった祖母が亡くなってしまった事です。その心の穴は「結婚する」事で埋めようと決めているのですがうまく行きません。主人公はどこでお金を稼いでいるのか(野良猫にどこでご飯もらってるの?と聞く感じ)と毎回レンタ主から聞かれますが適当に答えます(野良猫のご飯は大抵何とかなっている)。主人公が車を運転する場面では「車の運転」という人間的社会性を強く表現した場面に違和感を感じました。その頃には主人公を猫と見ていたからかも知れません。終わりに幼なじみの放浪猫(泥棒猫)に出会うのですが、ツンデレしている間にどこかに行ってしまいます。そしてまた猫的生活が始まる予感でエピローグですが、「猫になりたい」と思っている人にはお勧めかも知れません。 【rakitarou】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-03-12 21:56:38) |
5.《ネタバレ》 よく猫派と犬派などと言いますが、私は断然犬派。そういう人間からすると、イヌというのは地に足が付いていて現実的ですが、ネコというのはどこか浮世離れしたところがあるように思われます。この映画はそれをよく現していると思います。ぶっちゃけ嘘八百、現実なんて吹き飛ばすファンタジーの世界。『レンタイヌ』なんてありえません。季節も絶対夏。暑い夏の日に見た白昼夢みたいなもので、ほかの季節では似合わない。小林克也がババアの役をやっているのが、それを象徴しているでしょう。それだけに、後半で妙に現実的な話題を盛り込んできたのは興醒め。それでも3話までは見られましたが、最後の吉沢くんの話はピンとこないなぁ……。全体としては「だからどうした」っていう内容なのですが、そもそも「だからどうした」ということすら考えず、頭を空っぽにして見る映画でしょうねぇ。というか、そうでもしなければ見られないというか。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-08-12 11:31:24) |
4.《ネタバレ》 猫好きなのでほっこりしながら楽しみました。 市川実日子さんの魅力と存在感も良かったし、セットも凝っていて面白かった。 例えば古い扇風機とか、お洗濯の干し方とか。 おうちでテレビで、それこそご自宅の猫を抱っこしながら観るにはちょうど良い作品。 猫好きではない人にはちょっと・・・かもしれません。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-04-25 22:05:26) |
3.《ネタバレ》 決して悪くはないし、この監督さんの持ち味である ほっこり&ゆる~い&作風そのまんまの作品で 観ているこちらも穏やかな気持ちにはなれる。 ただ、「かもめ食堂」とか「トイレット」など、 これまでの作品群と比べると明らかに薄味。 いくつかの会話でクスッと笑えはしたものの、 今までの作品と比べると笑いの要素が薄い。 ストーリーは簡単に言ってしまえば、 心の穴を埋めるのはネコではなく、 人の出会いということだろう。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-01-10 17:39:04) |
2.ネコ派でスロームービーということで視聴しちゃいました。やっぱり、荻上監督ですから「かもめ食堂」を意識してしまいますが、もう忘れて観た方が良いでしょう。 脚本のテーマもあることはあるのですが、深く突っ込んではいけません、そうですね、ネコ+寂しい+ボーっと観るでいいのでは。やっぱり、市川さんはいい感じですよ。 【min】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-20 20:08:19) |
【黒ネコ】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-12-02 08:46:52) |