11.《ネタバレ》 うん、確かに、なぜ悪いんだろう。 というかコレ、「地獄でなぜ悪い」というよりも、「映画でなぜ悪い」。 映画作りのためなら、どんな非常識もまかり通ってしまう、という、楽屋ネタっぽいところがあって、そういう映研的なノリには正直、ちょっと距離を置きたくなってしまいます。 ヤクザの殴り込みをそのまま映画に撮ってしまおう、という訳で、ヤクザ抗争のオハナシと、映画バカたちのオハナシとがクロスするのですが、あまり工夫無くそのまんま重ね合わせただけの印象で、さほど驚きを感じません。 クライマックスはひたすら、流血と殺戮の修羅場。坂口拓のアクションの見せ場だけど、キル・ビルの後でこの格好では、比べてくださいと言ってるようなもの。身体能力は高いとは言え、演出まで含めた総合力では、太刀打ちできませぬ。 最後、長谷川博己が軽トラにハネられて映画が終わるんじゃないかと思ったけど、さすがにそこまでの悪ノリはしなかったようで。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-09-11 22:03:46) |
10.《ネタバレ》 ありきたりの映画はつまらない。 かと言って、これがいいのかと問われれば答えに窮する。 おそろしく自由だけどとてつもなく卑怯な気もするのは、このての作品にルールがないからなのかな。 まぁ映画をぶっ壊しにかかってるんだからルール無用なのかもしれないけど、だとすると、やっぱり卑怯なのか。 うーん、わからん。 まぁ、もう少し短くして欲しいとは思います。 長谷川博己さんってスゴいですね。 ちょっと感動しました。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-11-08 02:42:52) |
9.《ネタバレ》 ぎったぎたに塗り捲った原色まみれの油絵のような作品。少しは土台となるスケッチや題材はあったと思うが園監督の好きなようにキャンバスをはみ出しアトリエまでも破壊するような一作。後半過剰なまでのスプラッター描写が何もかもを飲み込んでしまうとは。 愛のむきだしには愛が満ちていた。冷たい熱帯魚にはしっかりとした恐怖があった。本作品はさすがについていけなかった。個人的には自分に残念。この映画好きな人にはたまらないんだろうな。いいな、私も世界に入り込んで楽しみたかったな…。万人受けする必要ないですよね。園監督もすべての人をターゲットにして映画作っている人とはとても思えないし、監督自身のために映画撮ってるな…。でもそこから、次第に監督のネームバリューも増し、ここまでの配役とハイテンション演技を求めることに成功している段階で園監督の狙い通りなのかもしれないなあ。何度も監督の映画観てるんだから、バシッとした軸を楽しむのではないと思っていればよかった。愛のむきだしと比べるなんて愚かなことをした私がだめだったんだろうと。 ミツコっていう名前が好きなんだなあ、園監督。 【JF】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-06-08 14:59:14) |
8.面白いところも随所ありましたが、この監督の他の作品の面白さに比べたら、やや劣ると思いました。私は、愛のむきだし>ヒミズ>冷たい熱帯魚>地獄でなぜ悪い>恋の罪 の順で面白いと思いました。 長谷川博己が出ているので期待していたのですが・・。いや、長谷川博己は十分うまかったのですが。 【たぬき野郎】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-04 23:04:34) |
7.《ネタバレ》 なーんか『桐島、部活やめるってよ』の表向きの主人公のその後を見てる感じ。映画屋による映画屋のための映画バンザイ映画。ド派手にマンガチックに血が溢れ首が飛ぶ演出は「ここまでくればもうバカバカしくて真面目に文句言う気もしないでしょ」的な開き直りで観やすく、これまでの作品で観る人を限定したハードルをグンと下げてファン拡大を狙ったのかな~という感じがしました。ラストも入れ子にして完全にリアルから離れ、逃げ道はもう完璧だ! 「私ってバカじゃん」の場面だけ好きでした。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-07-29 13:21:53) |
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6.登場人物で心理が理解できるのが、さらわれた監督君だけ。あとは全員奇人変人。私にはダメでした・・・ 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-04-14 20:00:42) |
5.《ネタバレ》 この監督さんにしてはかなり一般向けに歩み寄ってるような気がしましたが、最後の展開でノンストップはじけ飛び・・・あれが上に吹っ飛んでからは、もうどうにでもなれ状態でした。 真面目に作っても面白くなりそうな内容でしたが、完成間近の絵画にあえてペンキをぶっかけるような潔さ! そのハチャメチャなスピード感…嫌いじゃないです。 主要キャストは誰もが光っていましたが、特に長谷川博己の知らぬ一面が見れたことが良かったですし、二階堂ふみについては今後の活躍にますます期待が膨らむこととなりました。 いやはや、この作品で真面目に感想書いているのもバカバカしい! まさに、バカになれ!とことんバカになれ!こっちも無茶苦茶返しで、なんだか5点より上はやりたくない! 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-04-06 21:40:40) |
4.《ネタバレ》 アイデア勝負の作品。アイデアは悪くない。面白い。♪全力歯ぎしりレッツゴー♪もいい。耳に残る。役者もみな魅力的。特に組長の娘役の二階堂ふみがたまらない。幼さと色っぽさをいい具合に醸し出している。ガラスのキスシーンは鳥肌もの!映画バカの真っ直ぐさも嫌いじゃない。ただここまでいいモノを揃っておきながら、どうして後半をグダグダにしてしまったのか?なぜ警官隊を乱入させて全てを終わらせてしまったのか?なぜ本編そのものをドキュメントで終わらせてしまったのか?着地地点をちゃんと考えつかないと、どんなにいいアイデアでも意味をなさなくなってしまう。好きなアイデアだけに、過剰なまでのタランティーノ的描写や、みんな死んではいおしまいな終わらせ方は残念でならなかったです。ああもったいない! |
3.ぶっとんだ作品ですね。とにかくノリが良くて、観ていてスカッとします。ただぶっとび過ぎて収拾できず最後の方の撮影のシーンはコント状態になってます。もうちょっと締める所は締めてくれればもっと面白い作品になってかもしれないので残念です。この作品の魅力は何と言っても二階堂ふみさん。彼女の為の作品といっても過言ではないでしょう。今後の彼女の出演作に注目です。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-11-15 12:23:15) |
2.《ネタバレ》 ここでの点数が高かったので見に行ってみましたが、私には合いませんでした。よりチープ感を強調した『キル・ビル』のパクリといった体で、「B級でなぜ悪い」と開き直った作品。この監督の作品をストーリー云々で評価すべきではないとは思いますが、物語の大枠は予告篇から想像しうる枠内にあり、そのくせ筋が散漫に過ぎ、どの話が本線なのか分からないまま別々のストーリーが並行して進み、結局オチまで放棄した、非常に不満の残る内容でした。やくざ武藤家の話と、映画バカグループの話が交わらないまま別々に語られ、その上必要が感じられない公次が話に割り込んできて強制的に混ざり合う、絶妙な心地悪さ。作品の中でも語られていた「金儲けのためでなく、生涯に一本の映画を作りたい」という美言を免罪符に、やりたいことをやった映画という感じですかね。俳優の方は面白かった。堤真一や國村隼のズッコケ演技は他でも見ますが、饒舌でハイテンションな長谷川博己は新鮮でしたし、何と言っても二階堂ふみがこれほどエロティック&セクシーだったとは(園監督は本当にこの女優が好きなんですね)。端役にまで有名人を使ってるのも意外でした。作品全体のB級感と、散りばめられたなオマージュネタが好きな人なら、楽しめると思います。が、ストーリー重視の私としては、大甘で…5点かな。 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-10-12 07:56:55) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 園監督作品はいつも、いつもスペシャルものを造るので、いくつかの場面はとても”惹きつけられる”しかし、今回、核となる、ラストの暴力団の”抗争のシーン”はいただけなかった。 いや、残念だった。なぜなら、ここでしっかりとした”現実と映画”のハッキリとした対比が描かれなかった。たまたま、凄いハプニングや事件に出くわした映画バカが、それをキャメラに収める。 果たして、この難題をどんな方法で、克服するのか?!ここですよ!コレが欠落している。(内田けんじあたりが撮ると、上手く処理しそう) 二階堂ふみちゃんをとってもエロく撮ってくれたので、まあ、5点かな。 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-10-03 01:30:27) |