1.《ネタバレ》 一言で言えば、セルフパロディ映画でしょうか。まさしくファンのための作品になってるんですよね。
まぁ3作目ともなると、同じことを繰り返してもしょうがないのかもしれませんが、
これまででお下劣度というかグロ度は一番少なかったような気がします。
特に舞台が刑務所ですから、ほとんどむさ苦しい男しか出てこないわけです。
やっぱここは女子たちも出てきてつながることによって、あの「えげつなさ」が楽しめるというもの。
ムショの男500人のムカデでは単に汚いだけであります(唯一、女性秘書だけ紛れて繋げられてましたが、えげつなさは微塵も感じられません)。
そんなわけで、本作はなんというかパロディ的コメディ映画として愉しむという感じで、
所長の顔芸とやたらいじられ馬鹿にされるハゲのタトゥー白人とのやりとりの漫才ですね。
そしてそんな所長の荒業を汗水たらして凝視するドワイト氏。
こういう面白い人たちのキャラとトークで本作は形作られている。もうムカデとかどうでもよいです。