3.《ネタバレ》 決して悪い話ではないし、女優陣のルックスも揃ってたから録画したことや観た時間を後悔するつもりは無いんだけど、やはり駄目だ。
説明不足というか、もっとつじつまを合わせて欲しい。物語世界内の整合性を大事にして欲しい。
自分より前の方がみな言ってることを繰り返すのも芸がないはなしだが、川に投げ込まれて、次の瞬間現代の大人に戻っているという流れ、これがどう考えても納得できない。
川に投げ込まれた段階で死んでしまったら、その時点で主人公の人生は終わってるわけだから、大人の漫画家として成功した彼が存在するわけがない。
もし、存在させたいならば、子供の彼がどうやって助かったかの説明がどうしても必要になる。ところが、そうすると今度は犯人の正体が過去の段階でばれてないという事実とつじつまがあわなくなる。
もうこの段階でストーリーが破綻してますね。
能力・現象の設定も実にいい加減だったなあ。前フリの2件の事件で解説される能力の説明 「なにか重大な出来事が起きたときに、少し前まで時間を遡り、その重大な出来事が起こるのを防ぐことに成功するまで、同じ時間が何度も何度も繰り返される」 これが実は説明にも前フリにもなってない。
1回目に過去に戻ったとき、同級生を救うのに失敗して現代に戻ると言うのがおかしい。前二回の説明、原則に従うなら最初に小学生に戻った時点に再度戻って繰り返されるべきでは。
上記の川に投げ込まれて、現代にというのもおかしい。それこそ小学校時代のどこかのポイントに戻るべきでは。
面白い設定を考え、それに基づいて現実と違う世界を構築するのなら、もっともっと緻密に考えたストーリーを作らないと。
原作どうしようかなあ、読んでみたい気もするけど尼の古本で最低でも送料込みで258円は何冊も買うのはちょっともったいない気がする。
たとえ、第一週のみとはいえ、こんな名作っぽい雰囲気をまとった、まあはっきり言うと駄作に、ちはやふるが興行収入で負けたのが悔しい。