1.《ネタバレ》 五月藤江の老婆がなかなかに怪演。モノクロとも相俟ってその不気味さは、子供が見ればトラウマになる事必至だろう。
矢代京子を獲物と見極める眼と口元の笑いが怖い。
若き警官役:菅原文太も初々しいが、「未開」の村民らのインパクトが強すぎていまいち影は薄い。
エロティシズムも控えめで、主な見どころは山間の高度を活かしたロケーションの怪奇趣味や、
その急峻な山奥の斜面を舞台とした、弓矢を使う村民と警官隊との銃撃戦となるだろう。
こうなると、和製西部劇の趣がある。
地名を特定するショットもあって、やはりソフトの再販は難しそうだ