2.《ネタバレ》 ディズニーってほんと、女性の地位向上のごり押しがうざいんです。
スターウォーズの7以降はディズニーが権利買って仕切ってますが、男性の騎士(ナイト)とお姫様を守る(アミダラ姫やレイア姫)というルーカスが作り上げた古き良きお伽話の形式美をぶっ壊してくれちゃって、主人公がコ汚い女性に置き換えてしまったように。
「アラジン」でのジャスミンは、冒頭から
「私、王様になれるようにいろいろ勉強してきたの!お父様の後を継げるわ!」
と、強気アピール。
イヤな予感がしましたが、案の定、オリジナルにはない
「私は男に屈しない~!!負けない~!!」
みたいなテンションの歌まで挿入される始末。
オリジナルでは、王様がジャスミンとアラジンの結婚を許す形だったのが、王様がジャスミンに王位をゆずって、自分で法律を「王族じゃなくても結婚できる」に変えて、アラジンと結婚しなさいみたいな展開。
私は女性蔑視ではない。
でも、オリジナルのジャスミンは、好きな人と結婚したい、もっと世界を見たい…そんな、ツンデレのチャーミングなキャラ。
実写版は、いちいちディズニーごり押しの女性の地位向上というメッセージ性が頭にひっかかってきて、集中できなかった。
まぁ、これでアカデミー賞の何かの部門を狙ってるなら、女性の地位向上を目指しているアカデミーに受け入れやすくしてるのかもしれないとは思ったわけですが。
でもウィル・スミスを使ってる時点でアカデミー賞は無理だと分かってたんじゃないかな。
黒人差別を訴えて、夫婦そろって授賞式のボイコットを呼びかけた張本人だから、ブラックリストに入ってるから。
(ブラックな黒人なだけに)
案の定ディズニーの実写だと「ライオン・キング」や「マレフィセント2」はノミネートされたけれど、「アラジン」はノミネートすらなかった。
※私個人はウィルのジーニーは気に入ってるし黒人差別も反対だが、ボイコットはやり過ぎだったな…。