1.《ネタバレ》 邦題の「42日後」に何となく既視感を覚えつつ観始めると、何やらチープな雰囲気のオープニングタイトルとそれに続く若干のサービスカット。そして事態が始まった後の主人公の妙に速やかな現状把握ぶりと唐突なパニック状態。もしやトンデモ映画か?!と思いつつ観進めると、決して斬新ではないストーリーながら、これから一体どう展開していくのかという期待感もあり結構作品世界に入り込めました。
冒頭のシーンが中盤で登場しますが、勿論そのままお亡くなりと言う訳もなく、寧ろそこからが「Alone」からの脱出。殆どアパート内で物語が進むのでスケール感はいまひとつながら、適度な緊張感をもって楽しめました。
そして突然のドナルド・サザーランドさん登場!ささっと登場し、お約束通りの展開で退場。語る言葉には重いものがありますが、作品全体の中での重要性を思えば、何だか勿体ないような…。御本人は納得して受けたキャスティングなのでしょうか?
途中、唐突に登場し(目の前に住んでるんだから元々知らなかったの?彼女の方はチェックしてたのに)、主人公を「Alone」から解放してくれるエヴァ。命からがら合流した二人がこれからどうなって行くのか?続編はないでしょうけれど、ウィルス蔓延による世界崩壊とまではなっていないようですし、お先真っ暗という結末ではありません。人は皆一人では生きていけないのだよ、ということなのですね。
ちなみに、Netflixオリジナルの韓国映画で「#生きている」という作品が本作と同一年に公開されていて、同一脚本で製作されているとの情報があります。そちらの作品は未見ですが、ネットでいろいろ読んでみると確かにほぼ同内容のようであり、本作について数多くの酷評が見受けられますね。
リメイクなのかとか同時製作なのかとか、事の経緯を知らないのでここではノーコメントにしておきます。
(追記)それにしても何と言う国内版DVDのジャケ写!いや、ジャケ写どころか書かれているコピーが概ね中身と違う!ジャケ買いしたら怒りそうです。更に下の方(帯?)に描かれている絵が本作と関係ないだけではなく類似邦題の別作品と酷似!配給元もDVD販売元も違うのにこれって大丈夫?他人事ながら心配になるレベルです。そもそも、邦題からして既視感×2ですしね。