3.結局何も教えてくれなかった気がするのは自分だけだろうか。
しかし未知なものは未知なままにしておきましょうというメッセージだけは受け取ったつもり。
7話のうち秀逸なのは7話の「射精のメカニズム」でしょう、これについてはだいぶ教えてもらったかな。
これだけなら9点をつけても良いほど素晴らしい斬新な出来。
脳内で繰り広げられる会話には味があるし、ただ一人で踊りまくる「快感」や神父の格好をした「罪悪感」、イタリア料理嫌いの「胃」もいい存在。
仲間想いの精子達や歌をともに歌いながらチカラを合わして必死に取り組む姿には一種の感動を覚える。
「俺だけ場違いでは」「言い訳用意」のセリフもかなりツボにはまったな。
あとは7話ほど素晴らしい話はなかったけど、乳が襲ってくるやつは個人的にはあのくだらなさは好き。
羊はアレンが演じなかったため、変なリアリティが出て良かったと思う。
あの役者は眼で困惑を演じたり、手の動きで感情の動きを描いていたのが良かったと思う。
羊を真顔で探しながら「ハニー」と言うのにはかなり笑った。
しかしラストのオチ「ウール洗剤」はちょっと弱いだろう。
あとのストーリーについては工夫は随所に感じられるものの、ネタやオチはだいぶ弱いかなと思う。全体を通して観れば高得点にはならなかった。