2.《ネタバレ》 大新聞社で会長派と社長派の派閥抗争。
会長が解任後に倒れて重体になったかと思えば、社長も腹上死でえらいこっちゃえらいこっちゃ。
社長は自宅での病死ということに仕立て上げ、一方会長は容態を持ち直し…。
絵に描いたような会社の醜い権力争い。
よくある話ではあるが、役者がうまいので見せてくれる。
クビを回避する起死回生の一手で、愛人の芸者に顔つなぎを頼んだのは、愛人を水揚げした男。
それは愛する男の口から聞きたくなかった言葉であり、二人の関係に終わり告げる言葉でもある。
愛人役の十朱幸代に土下座してワインをぶっかけられる緒方拳。
緒方を裏切る江守徹の憎々しい敵役っぷりも見もの。