1.エミリアーノ・サパタを全く知らなかった私にとっては、分かりやすいストーリーでメキシコの近代史に興味が湧いた。
しかしこの映画の中では、サパタという人物に魅力を感じることはあまり無く、中盤以後は彼の思想や理念を感じることが出来ず、ただ戦いが好きな人物という風に見えてしまった。
途中までは良いところもいくつかあった。大統領に一人反論したところや、自分の愛馬を青年に褒美とした等、懐が深くてカッコいいと思うような心に残るシーンがあった。
現代でも語り継がれるような教科書にも載る革命家と聞いて、どれだけ特異で魅力的な人物だろうと期待し過ぎたのかもしれない。