1.《ネタバレ》 これはB級ホラー、B級スプラッタとはちと違う印象で、それらよりも霊的な感じで独特の雰囲気があったかもしれない。
だから(B級ではあるが)普通のB級ホラーと区別したい。
普段みる大量生産ホラーよりも、サスペンスやヒューマンドラマ色が強いのかもしれない。
メランコリックな雰囲気が大好きな自分には、ちょっとした雰囲気的には楽しめる。
冒頭の雰囲気などはスティーブンキングからの影響も感じられそうです。
シャイニングや、ニコラという映画と似た場面がある。
子供の視点で描かれた場面が多いので、そういうところから童話の世界のようなシュールな感じが作品全体に表れるのかもしれない。
冬山なので、そういった雪のシンシンと降り積もる寒々しい感じや、森の情景が好きなら見てもよいかもしれない。マニアックですが。
物語の途中に流れる音楽もなかなか良かったかもしれない。
この作品を見ると、街に住む都会人が、森に住む田舎人に対して無意識に抱く恐怖感や不安感が伝わってくる(どこか野蛮な人といった差別的な考え方があるらしい)ようです。
この作品を見ると、田舎者の自分でさえ、山の猟師の方たちとの会話は少し避けたいな、とも思えてしまう、それはかなり失礼なことですが。
どうやら、差別的な映画を見ると、自分の中の同じ差別的な部分が極度に反応するようです。
しかし映画として面白くないかもしれないので、あまりおススメはしないです。
いや、自分は子供視点によるメランコリック&シュールな雰囲気で楽しめましたが。
しかしそんなマニアックな人はなかなかいませんね。高い点数つけすぎたわ。